オクタゴンを運び出せ!TOPTIER005ホームを飛び出して!

僕は、高知発、格闘技団体「TOPTIER FC」代表をしている。

2025年8月2日の旗揚げ大会から、TOPTIER FCは高知で格闘技大会を開催してきた。

そして2026年9月19日。

TOPTIER005では、これまでのホームグラウンドだった老人ホームのホールを飛び出し、高知市のかるぽーとで大会を開催した。

これはTOPTIER FCにとって、一つの大きな挑戦だった。

老人ホームから、外の会場へ

これまでTOPTIER FCの大会は、老人ホームのホールに常設されている7mのオクタゴンを使って開催してきた。

普段は総合格闘技実業団トップティアの選手たちが練習で使用しているオクタゴンだ。

しかし今回は違う。

初めて外部の会場を借りて大会を開催する。

当然、オクタゴンも自分たちで運ばなければならない。

大きなオクタゴンの解体、運搬、組み立て。

初めて使う会場。

選手やスタッフの移動。

コスト。

照明、音響、ライブ配信などの技術面。

越えなければならないハードルがいくつもあった。

その中でも、精神的に最も大きなハードルだったのが、オクタゴンの運搬だった。

4トントラックを運転する

実は、この日が来ることを見越して、私は半年前に中型トラックの免許を取得した。

しかし、免許を持っていることと、4トンロングのトラックを実際に運転することは別問題だ。

しかも、大きな荷物を積んで運搬する経験はない。

正直、かなり緊張していた。

そんな時、強力な助っ人が現れた。

TOPTIER FCのメインスポンサーである寺田砂利の代表、寺田さんだ。

寺田さんが快くトラックの運転を引き受けてくれた。

精神的な負担が一気に軽くなった。

大会4日前、オクタゴンを解体

Screenshot

大会4日前。

総合格闘技実業団トップティアの選手たちが、普段練習で使用しているオクタゴンを解体した。

7mのオクタゴン。

当然、一人ではどうにもならない。

一つひとつ部材を外し、運び出していく。

そして大会前日の午後。

解体したオクタゴンを4トントラックへ積み込んだ。

ここでも寺田さんが力を貸してくれた。

大きな部材を一つずつ積み、落下しないようにしっかり固定する。

こうして、オクタゴンは須崎から高知市へ向かう準備を終えた。

濡らすことのできないオクタゴンの床材、合板はハイエースに積み込んだ。

Screenshot

大会当日、3台の車両で出発

大会当日。

朝7時30分。

高知県須崎市のTOPTIERの拠点に集合した。

トラック。

ハイエース。

そしてスタッフを乗せた僕のミニバン。

3台体制で、かるぽーとへ向かった。

予定より早く現地に到着した。

ここからが本番だ。

初めて会うボランティア、そして世界から集まった仲間

今回、SNSを通して、オクタゴンの搬入・組み立てを手伝ってくれるボランティアスタッフを募集していた。

そして、この日、応募してくれた人たちと初めて顔を合わせた。

さらに、カナダ人、アメリカ人、アイスランド人の仲間たちも駆けつけてくれた。

彼らはキリスト教の宣教師として日本に移住している人たちだ。

僕にとっては、キリスト教の兄弟たちである。

国籍もバックグラウンドも違う者が、この日は一つの目的のために集まった。

TOPTIER005を成功させる。

それだけだ。

何もないホールが、アリーナに変わる

多くのボランティアスタッフとTOPTIER FCの運営チーム。

みんなで力を合わせると、搬入作業は驚くほど早く進んだ。

搬入口から業務用エレベーターを使い、オクタゴンを2階の龍馬学園ホールへ上げていく。

会場に入ると、会場スタッフとの打ち合わせ。

オクタゴンをどこに設置するのか。

客席をどこにするのか。

照明をどうするのか。

一つずつ確認しながら設営を進めた。

そして、円滑なチームワークによって、予定より早くオクタゴンが組み上がった。

最後に照明の調整。

客席は暗く。

しかし、オクタゴンの中はスポットライトで照らす。

何度も確認しながら照明を調整した。

そして――。

何もなかったホールの中心に、7mのオクタゴンが完成した。

高い天井からスポットライトが差し込む。

ホールの内装の造形美と金網のオクタゴン。

そこに光が当たった瞬間、率直に思った。

「完成した」

ただのホールだった場所が、戦いのためのアリーナに変わった瞬間だった。

この舞台で戦えるアマチュア選手たちが、少し羨ましくさえ思えた。

オクタゴンを運び出せたのは、仲間がいたから

TOPTIER005では、一つの大きなハードルを越えることができた。

それは、オクタゴンをホームグラウンドから外へ運び出すことだった。

しかし、振り返ってみれば、私一人で越えたハードルではない。

トラックを運転してくれた寺田さん。

オクタゴンを解体してくれた実業団の選手たち。

搬入・組み立てを手伝ってくれたボランティアの皆さん。

遠くから駆けつけてくれた仲間たち。

会場スタッフ。

TOPTIER FCの運営チーム。

本当に多くの人の力が一つになって、あのオクタゴンがあの場所に立った。

一人では、決してできなかったことだ。

夢を語り、旗を上げる

TOPTIER FCを立ち上げた時、まだ何もなかった。

あったのは、

「高知から世界へ」

という夢だけだった。

旗を上げる。

すると、不思議なことに、その旗を見つけて集まってくれる人がいる。

今回もそうだった。

トラックを運転してくれる人。

汗を流してオクタゴンを運ぶ人。

遠くから駆けつけてくれる人。

ボランティアとして力を貸してくれる人。

それぞれが、自分のできることを持ち寄った。

そして、一つの舞台が完成した。

もし、あなたにも夢があるなら。

まずは、その夢を誰かに語ってみてほしい。

そして、勇気を持って旗を上げてほしい。

夢を共有し、旗を上げた時。

きっと、その旗のもとに集まってくれる仲間がいる。

TOPTIER FCも、まだ始まったばかりだ。

これからも高知から、もっと大きな舞台へ。

一人ではなく、仲間とともに。

TOPTIER FC――高知から世界へ。

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