僕は2025年、高知県発の格闘技団体「TOPTIER FC」を立ち上げた。
正式名称は、TOPTIER FIGHTING CHAMPIONSHIP。
2025年8月に旗揚げ大会を開催し、2026年9月19日の高知市かるぽーと大会で、第5回目を迎える。
今後も年間最低4回の開催を続けながら、展開していきたいと考えている。
この大会にはいろいろな魅力があるが、一番大きな意義は、地方から世界へつながるレールができたことではないかと思っている。
四国から世界へ

TOPTIER FCでは、総合格闘技のアマチュアルールを3段階に分けている。
- ビギナールール
- スタンダードルール
- Sクラスルール
名前の通り、ビギナーは安全を優先したルールで試合経験を積み、経験と自信をつけていく。
そこからスタンダード、そしてSクラスへと挑戦していく。
Sクラスで3勝以上した選手には、トライアウト、つまりプロ昇格査定試合を受ける資格が与えられる。
トライアウトで査定を行い、合格すればプロライセンスを取得する。
プロになった後は、プロとして戦績を積み、実績を作っていく。
その戦績は、世界的なMMAのデータベースであるSHERDOGやTAPOLOGYにも報告する。
そして、TOPTIER FCのチャンピオンを目指す。
2026年9月には、TOPTIER FCのチャンピオンベルトが誕生する。
タイトルや戦績を積み上げ、その実績をもとにマネージャーと契約し、UFC、PFL、RIZIN、ONEなどのメジャー団体を目指す。
メジャー団体で活躍し、さらにその先を目指すこともできる。
もちろん、実力がないと険しい道だが、少なくとも地方にいても、世界につながる道を作ることはできる。
それがTOPTIER FCを作った理由の一つだ。

「こんな格闘技団体があればいいのに」
僕は、プラットフォームを作ることが好きなのかもしれない。
現役のプロ格闘家である自分だからこそ、生まれる発想や価値観がある。
選手として活動してきた中で、
「こんな格闘技団体があればいいのに」
と思うことがあった。
例えば、
「プロでも当日計量だったらいいのに」
「水抜きがなければいいのに」
「著作権を気にすることなく、SNSで発信して、自分が闘う姿を多くの人に見てもらいたい」
「地元に根を下ろしながら、プロの道を目指したい」
そんな選手の願いに、TOPTIER FCは真剣に答えていきたい。
自分自身が選手として経験してきたことがあるからこそ、考えられることもある。
それを実際に団体という形にしていく。
伝統を大切にしながら
格闘技には、これまで積み上げられてきた歴史や伝統がある。
それは大切にしたい。
一方で、昔からそうだったという理由だけで、すべてをそのまま続ける必要もないと思っている。
時代が変われば、選手を取り巻く環境も変わる。
だからこそ、良いものは残しながら、変えるべきところは変えていく。
伝統を大切にしながら、固定観念や常識にとらわれず、進化していく。
そんな格闘技団体でありたい。
そして、高知から始まったTOPTIER FCが、四国の選手にとって一つの目標となり、その先の世界へ挑戦するきっかけになればと思っている。

