思い切ってやってみる
人は未知に対して恐怖を持つ。
例えば、車は良い例だ。
車は毎日の便利な移動手段として、広く一般に普及している。しかし、便利であるはずの車が故障した瞬間、車の内部構造に対して未知であれば、それは「便利な日常の道具」から「修理が必要なデカくて厄介な機械の塊」へとすぐに変化する。
車の整備士や機械に詳しい人でない限り、一般人には、診断機を使い、ボンネットを開けエンジンルームをいじるのは、魔法を使うかのようなハードルの高さがある。
人生もそうだ。
将来が見えない状況に陥った時、人は大きな恐怖に襲われる。
病気や怪我で、一人では普通の生活ができなくなった時。
人間関係が拗れて、争いに発展したとき。
仕事で大きな失敗をした時。
経済的に追い込まれた時。
大切な人を失った時。
夢が目の前で崩れていく時。
自分も30歳から本気でプロ格闘家を目指した際、競技を始めて1年もしないうちに、練習中に頸椎を痛め、激しい神経痛と、右手の握力が11kgまで低下したことがある。
競技練習はおろか、右手で買い物袋も持てなくなったときは、健康とキャリアへの不安で絶望したことがある。
恐れず向き合うこと
言うのは簡単だが、恐怖を克服するには、向き合うしか道はないのだ。
筋トレと同じで、未知への挑戦は、普段から実践していないと弱くなるのだ。
つまり、普段から避けたくなるようなことに積極的に取り組む姿勢が大事だと思う。
僕がプライベートで最近実践した未知への挑戦を紹介しよう。
- スケートボードパークデビュー
- バイクの修理
- 住宅のリフォームをDIY
家は構造物だが、建築家や大工でもない限り、家を建築物として認識する人は少ないだろう。
家は生活する場所として認識するのが一般的だろう。
いつもくつろいでいるリビングの床下がどうなっているかを知っている人は少ないかもしれない。
僕も中古物件を購入したとき、床が浮いていたので、リフォーム業者に何社か見積もりをとった。
ダイニングキッチンが狭かったので、隣の和室と廊下を繋げて一つの広いLDKへの間取り変更も検討していた。
しかし、見積もりを見た時、間取りを変えることを含めると新車が購入できるほどの高額になってしまった。
そこで、DIYでリフォームすることを検討するようになった。
全く初めてのリフォーム。
未知すぎて、せっかく購入できた大切な家を台無しにしたらどうしよう。怪我したらどうしようと心配は尽きなかった。
まずは、リサーチを始め、YouTubeやブログですでに自分でやっている人の動画や記事を見た。
リフォームの全体像を掴んだら、意外と自分にもできそうだと自信が湧いてきた。
元内装屋さんの知人に相談すると、手伝ってあげると言ってくれた。
なにも、一人で挑戦する必要はない。
仲間がいれば安心だ。
林業を引退したある知人の紹介で、床材を工場から原価で購入できた。
その額二十数万円。
その他必要な道具や材料を購入したが、総額でも35万円以内でリフォームができてしまった。
おまけに、大工の知識や技能が身につき、自分の家の構造を理解できた。
手を抜かず、自分でしっかり施工したことで、暮らしにも安心感がある。
ハードルが高いように思えたリフォームのDIYも、一度家の仕組みを知ってしまえば敷居は下がるのだ。

バイクの修理も同じだ。
バイクの知識があるわけではないが、勉強しながら少しずつ機械整備の知識を身につけている。
最近はゴールドウイングのタイミングベルトの交換に成功し、今はキャブレターのオーバーホールをしている。

いきなりすごいことをするより、毎日の生活の中で、嫌なことに向き合う癖をつけることが大事だと思う。
例えば、部屋の掃除が大変なら、まずは引き出しを開けて、整理整頓したり。
あえて普段通らない道で通勤してみたり。
苦手な人に自分から声をかけたり。
小さく始めていけば、やがて大きな問題にも向き合える。
小さな成功体験は自信となり、大きな問題が現れた時も、乗り越える力となってくれる。
今日も挑戦したい。

