「エビで鯛を釣る」という言葉がある。本来の意味とは少し異なるが、大物を釣りたければ、餌を捕まえる必要がある。
無事に有料老人ホームの6階にジムが完成し、ムハンマドをはじめとする一般会員が数名集まった。
だが、本命だった総合格闘技実業団への入団の問い合わせはなかった。
冷静に考えてみると、実績のない団体に1期生として入団するのは勇気がいることだ。ただでさえ、実例のないMMA実業団だし、介護職に対する抵抗もあるだろう。ヘッドコーチはプロでもない無名のアマチュア選手だ。しかも四国の田舎で南海トラフ地震による津波が心配されている地域だ。
加えて、YOUTUBEなどで声を大にして発信して、誰も入団せず失敗したら、みんなの笑いものになるという失敗への恐れと恥ずかしさもあった。
でも恥なんて言ってられない。自分の格闘技キャリアと社運にかけて、大胆に行くことにした。
そこで、戦略を立てた。
まず、ムハンマドをはじめとする地元の一般会員を増やし、ジムに人が集まっており、活動している雰囲気を作る。
ジムの練習風景を写真や動画で発信する。
そうすることで、入団を検討している人にとって入団のハードルが下がる。
実業団のメンバーが1人来れば、僕と合わせて2名で活動できる。
まずは最初の1人が来てくれたら、実業団の練習風景を発信し、2人目がきやすくなるだろう。
2人目が来たら僕も含めて3名になり、実業団としての形ができる!3人目以降はさらに敷居が低くなり、雪だるま式で応募が来るだろう。
作戦は、思った以上にうまくいった。
入団の問い合わせがポツポツ来始めたのだ!
この体験から学んだこと
- 恥は捨てろ!
- ヴィジョン(夢)を声を大にして発信すれば、人が集まる!
- 物事は転がり始めるのにエネルギーはかかるが、一旦動き出せば勢いがつく!
- どんな不利な状況でも、解決の道はある!
聖書の言葉にこうある。
「あなたのしようとすることを主にゆだねよ。そうすれば、あなたの計画はゆるがない。」箴言16章3節
計画が成功するかどうかは、最初から分かるものではない。
だからこそ、信じて、行動に移す。
まずは一歩を踏み出そう!

