山中湖の湖畔で3泊4日の研修に参加した。
湖畔の森の中にあるキャンプ場は、中庭に鹿の群れが訪れる。
スマホやパソコンはもちろん、カメラなどの電子機器も使用禁止だった。
スマホから解放された感覚は、自由と豊かな時間だった。
そして、自分とスマホとの付き合い方を疑うきっかけとなった。
スマホに依存している日常
普段は、仕事でもプライベートでもスマホは使い込んでいる。
iPhoneなら、スマホを使用指定時間が確認できる(「設定」から「スクリーンタイム」を選択)。一度見てみるのをお勧めする。
僕はゲームは一切しないが、多い日には8時間使用していると知って自分でもびっくりした。
自分はコンテンツを発信する側でもあるが、消費をしているのも事実だ。
電話、メールやメッセージのやり取り、リサーチといった仕事で便利なツールとしてはもちろん、趣味やニュース、またくだらない動画や広告を見せられることもある。
趣味のバイクやカメラの新機種に関する情報やレビュー動画を長時間見て時間を奪われることも多々ある。
スーパーやコンビニのレジに並ぶ時もスマホを取り出す自分がいる。
運転中にも通知が鳴ると気になってしまうことがある。
こうして、スマホとの付き合い方を客観視した時、恐ろしくなる。
スマホのない日々で気づいたこと
研修には約120名の参加者がいた。半分以上は外国人だった。
キャビンで三人の相部屋だった。スマホがないので、自然に会話が始まる。ルームメイトとはすぐに打ち解けて、友達になった。
食堂では、十二人がけの長テーブルに食事が並べられる。席は自由で、話かけてみたいと思う人の前に座ってみる。
スマホがないので、知らない人とおしゃべりが始まる。
外国人は握手を求めて自己紹介をする。日本人も「どちらからですか?」と声を掛け合う。
セミナーの内容について議論をしたり、家庭や子育ての悩みなどの深い話に発展することも。
スマホに気を取られないので、自然と人と関わるようになる。
新しい出会いがある。本物の人間関係が構築される。
親しくなった方や、仕事で協力できそうな方とは、メールアドレスをノートに書き込んでもらう。
スマホに気を取られないので、視線は自然と下ではなく、周りを見渡している。
この研修でたくさんの方と出会い、今後仕事でお世話になりそうな方と10名以上知り合えた。
スマホが解禁されて気づいた恐ろしい事実
まず、通知が数十件溜まっており、確認や返信を済ませる。
久しぶりにYOUTUBEアプリを開くと、今まで気づかなかったことに気がついた。
表示されるおすすめ動画が、バイクやカメラのレビュー動画なのだ。つまり宣伝だ。
資本主義を回していくためには、消費をしないといけない。
企業は、商品の広告や宣伝で誘惑し、消費を促す。消費者は振り回されている。
自分もまんまと振り回されていることことに気がついた。
自分が大量消費主義の虜にされていたことは、スマホデトックスをしなければ気づかなかったことだ。
魔法から覚めた感覚だった。
なくても生きていける
本当に重要な情報や連絡以外は、雑音でしかないとわかった。
必要な操作以外は、スマホを使わないのが重要だ。
スマホを無意識に使うのは怖いし、使うなら、目的意識をもって使いたい。
アプリを開発している会社は人間の注目を集めるのに必死だ。
どんな手を使ってでも我々スマホユーザーの注目を浴びようとする。
しがらみから解放され、もっと豊かに生きていきたい。
下を見るのではなく、隣の人や、この美しく、広い世界を見渡していたい。

